大気中処理用電子照射装置


原理

円筒形の真空チャンバー内で加熱されたタングステンフィラメントからの熱電子を加速し、90keV以上のエネルギーで薄い金属箔から構成される窓材を突き抜けさせることで電子を大気中に引き出す電子線照射装置です。

特徴

従来技術の加速エネルギー300kV以上に比べ90kVと小さいのでX線の発生量が少なく、また処理深さも浅い(^50μ)ので、小麦の種の殺菌処理、医薬品関係製品の殺菌処理、各種塗膜のキュアリングなどに使われています。超高速処理が大きな特徴であり、大面積処理(1.5m幅)も可能です。

用途

穀物の種の殺菌処理、医薬品関係のパッケージの殺菌処理、各種塗膜の硬化処理、ゾルゲル膜のキュアリング処理

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